九州北部には、多くの神功皇后伝説の地があり、当地もその中の一つであります。
神功皇后様は新羅征討の為、朝鮮半島にお渡りになるわけですが、船材や軍兵を集める準備段階で、この豊前地方にお立ち寄りになられました。その巡行過程で、休憩された場所や名付けられた地名等が今でも残っています。
当地にも、神功皇后様が、朝鮮出兵の戦勝と国家安泰を祈願されたと伝わる巨石が残っており、皇后石と言われています。
後世(西暦545年)、神功皇后様の神託により、この縁故の地に八幡古表神社は建てられたわけです。
皇后石のある場所は少し高台になっており、昔はすぐそばに波打ち際があったものと思われます。神功皇后様はそこから海を臨み、祭祀を行われたのです。
←佐井川と黒川の間、黄色の陸地の先端に皇后石があります。
←古表神社は白い島の上部にあります。